おはようございます。
今日はお墓の改葬の手順について
お話させていただきます。
みなさんお墓を建てるときに
「いずれ違う場所に移す」なんて
考えませんよね。
今からお話させていただくことは
もし改葬しなくてはならなくなった場合です。
お墓やお骨を無断で移動することは
法律で禁止されています。
しっかりと規則に従って
所定の手続きを行いましょう。
①移動先を決める
引っ越し、立地が不便になった等改葬には
さまざまな理由があると思います。
また慎重に霊園・寺院を選びましょう。
②「受け入れ証明書」を発行
新しくお墓を建てる場所が見つかったら
管理者から発行してもらいます。
③現在のお墓の管理者から
「埋葬(埋蔵・収蔵)証明書」を発行してもらいます。
④それらを役場に提出
すると「改葬許可書」が発行されます。
⑤「改葬許可書」を現在のお墓の管理者へ
⑥「改葬許可書」を新しいお墓の管理者へ
結構時間と手間がかかります。
改葬にあたって古い墓石を
そのまま次の霊園に持っていくことは
出来ますか?
とよく聞かれますが
墓石の大きさ、次の霊園はそれを良しとしているか、
現在の霊園から次の霊園までの距離
等にもよります。
すべて運べるという訳ではないんです。
また新しい墓所に基礎工事をして
カロートを作るにも、
まわりを新しくして古い墓石を設置すると
見栄えがどうしても良くないので
磨き直し等にもお金がかかります。
新しい霊園で少し小さなお墓を建墓したほうが
コストが抑えられる場合が多いです。
改葬にはどんなお金がかかるかというと
①移転先の墓地の永代使用料
②移転先の墓地の年間管理料
③現在の墓地現状を回復させる費用
④現在のお寺へのお布施
⑤新しいお寺へのお布施(移動先がお寺の場合のみ)
⑥墓石を移動させる場合は運搬料、
新たな場所への設置料
⑦墓石を移動しない場合は処分料
となります。
これから改葬を考えている方は
是非参考にしてみてください。
そして、これから墓地を購入しようと
思っている方は改葬にならないように
慎重に選んでくださいね。
高野