各地で違う日本のお墓

おはようございます。
今日も雨が降ったりやんだりと
なかなかはっきりしない天気が続きますね。

まだまだ雨期ではありますが、
そろそろ夏に向けて旅行の計画を立てている方も
多いと思います。
全国様々な場所に人が集まる名所、観光地があり
その場所で食事、風景、風情を楽しんで
こんなにも同じ日本なのに違うのかと
驚くことも少なくないと思います。

それは”お墓”も同じなんです。

皆さんは小さい頃からご先祖様に手を合わせ
お墓を見て、これが”お墓”なんだと思っていたと思います。

ですが大人になるにつれて、
これもお墓なのか!と驚くようなこともあったと思います。

今日は特徴的な”各地のお墓の形”
ごく一部ですが、ご紹介したいと思います。

まずは、一番珍しいけれど知っている方も多い沖縄県です。

私は今年のお正月に沖縄へ旅行へ行ったとき、
あまりの大きさと、一般住宅街に並んでお墓が建っていることに驚きました。

沖縄のお墓は大きく分けて亀甲墓、破風墓、屋形墓の3種類ございます。
どれも非常に大きく霊園、寺院ではなく民家に並んでいるものも
よく見かけました。

なぜこんなにも大きいかというと
昔、沖縄では”風葬”といって
遺体を石室に数年ほど安置し、白骨化したのち家族が洗骨し骨壺に納め
また石室に入れるという埋葬方法でした。

その風習が残り、人を寝かせておけるほどの大きさなのです。
民家に建っていることがあるのは
先祖を近くに感じられるうえ、見守ってもらえるようにと
昔からの名残だそうです。

続いてのご紹介は京都府です。
とても風情のある素敵な町ですので、
どんなお墓があるだろうと調べてみたところ
”京都型”という形のものが主流だそうです。

お墓の形は花立が一番手前にありとても全体的に
スタイリッシュでバランスが良い形です。
なんと全国需要一位となっています。
是非1度見てみたいと思います。

続いてご紹介するのは富山県です。
なぜ富山かと言いますと、私が富山県出身で
神奈川のお墓を見て驚いたからです。
一番驚いたのが納骨堂です。
富山県は雨や雪が多く湿気、積雪によりお墓が埋もれないよう
とても縦に長くなっており、
納骨堂はだいたいお腹程の高さにございます。

お墓自体2.5m~3mくらいの高さになっており
納骨堂は雪や水が入りにくいように観音開きになっています。

子供のころお墓参りのときはその観音開きを大きく開けて
”おじいちゃーん!おばあちゃーん!遊びに来たよー!”と
兄弟で叫んでいたのを思い出しました。

北陸3県でも富山のお墓は特に大きく
全国持ち家率ナンバー1の風土から、お墓の持ち率もナンバー1だそうです。

本当にごく一部でしたが、少しは興味を持っていただけたかと思います。
次回はまた違う都道府県で、掲載してみたいなと思います。
楽しみにしていただければ嬉しいです。

高野

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