アメリカのナバホ族の葬送

おはようございます。

最近、霊園の紹介が多いので
ちょっとした豆知識をご紹介いたします。

皆さんはそれなりに
「お葬式」というものに出席した経験が
あると思います。

もちろん初めて出席したときは
わからないことが多くても
だんだんと出席回数が増えると
お葬式の段取りがつかめるようになりますよね。
とても嫌なものですが・・・

ですが、自分たちが当たり前に思っている
「お葬式」。
これはあくまで日本のやり方です。

では世界中のお葬式は
一体どんな葬送方法なんでしょう。

こちらのコーナーで紹介していこうと思います。

タイトルにもありますが今日、
第一回目はアメリカ・ナバホ族の葬送です。

いきなりナバホ族と言われても
ピンとこないですよね。

ナバホ族とはアメリカ南西部に住む
ネイティブアメリカンです。

彼らは「死ぬ」という事が
すべての終わりだと思っています。
なので不死という考え方がない人たちです。

霊の事を
魔界からやってくる悪魔と呼ばれており
たいへん恐い存在のようです。

なので病人がでたりすると
「連れて行かれてしまう」と
死を遠ざけるための儀式を行います。

まず、病人が持つ最良の衣類、宝石等を
病人の身に着けさせます。
家族と呪術師が立ち会います。

それでも死が訪れてしまった場合、
どんなに悲しくても故人から離れて
霊を呼び寄せないよう距離をとり
用心します。
不幸が近寄ると言われていますので
埋葬は決して手伝いません。

最愛の人が亡くなっても
傍で悲しめないのは日本では考えられないですよね。

故人のテント(家)の北側に出口を作り
そこから墓地まで故人を運びます。

故人の飼っている馬に
遺体や装具、副葬品をのせて
お墓まで運んでいきます。

運んだ時に使用した道具は
すべて捨てられてしまいます。
テントから墓地までの足跡も消し、
故人を運んだ馬は射殺され墓域に
寝かされてました。

今は馬を射殺する風習はなくなったそうです。

参列者は自宅に悪い霊が来ないよう、
飛び歩き(スキップのような歩き方)で帰宅。

すぐお風呂に入り、食事をとります。
ただし、葬儀に参列していない家族がいる場合は
同じ家にいても別々の場所で食事をとります。
悪いものは食べ去ってしまおうという考えですので
決して食べ残すことは許されません。

参列した際の衣類はすぐに洗濯します。
洗濯できない場合は捨ててしまいます。

なんとも不思議に思いますよね。
でもナバホ族からするとこれが普通なんですね。

ナバホ人は霊をとても嫌いますが、
決して故人を疎んじることはないんです。

それぞれ各地の葬送なので
考え方もそれぞれです。

少しは興味を持っていただけましたでしょうか。

また近々、別の国・地域の葬送方法を
お話しようと思いますので
是非楽しみにしていてください。

とっても余談ですがナバホ族の
99%はO型なんですって。

高野

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